トランクルームの経営は倉庫事業者の登録や国からの認可が必要

トランクルームには大事な私物を預けるわけですから、保管サービスを提供している運営会社は信用できるのか、安心して荷物を預かってもらえるのか心配になることもあるでしょう。トランクルームという法人や個人の荷物の保管管理をするサービスを運営する際には、倉庫業法の定めにより国土交通大臣の認可を受け、倉庫事業者として登録することが必要となります。

そして、トランクルームのスペースを借りるときは、倉庫約款法に基づく寄託契約を結ぶことによって、自分の家電や家具、生活用品や貴重品などの家財を預けられます。ですから、信用できる運営会社かということを判断するときは、国から認可された倉庫事業者であるか、倉庫業法に基づいた経営を行っているかというところもポイントにするとよいでしょう。

信用力のポイントになる優良トランクルームとは

倉庫業の登録を認可されたトランクルームの中には、「優良トランクルーム」に認定されたところもあります。優良トランクルームとは、国土交通省から認定されるもので、利用者保護の観点により、管理体制が優れた運営を行う倉庫事業者のトランクルームを対象に認定を受けるものです。たとえば、トランクルームの定温や定湿、防塵等の施設性能基準を満たしているかということや、事業所における約款や料金表の掲示が明朗か、相談窓口の設置があるかなど。様々な厳しい基準をクリアしたところのみ「優良トランクルーム」として認められるのです。 このような保管管理の体制が整ったスペースに私物を預けられるというのは安心できますし、信用できる運営会社かどうかを見極めるポイントにもなりますよね。優良トランクルームかどうかは、運営会社のホームページや事業所の窓口、パンフレットなどに表示されている優良トランクルームマークにより確認できます。

レンタル倉庫は、荷物を保管できる倉庫です。不動産賃貸借契約で行われます。保管責任は本人が負わなければいけません。